2025「北運河ライトアップ」について(ストーリー)

Yummy市はこれまで、賑わいのある南側の運河から北運河へと周遊性を高めることを目的に活動してきました。少しずつ北運河に来場者の周遊性を高めることが出来つつありますが、2025年はさらに北側へとエリアを拡大し、北浜橋までを会場とします。そのため、各会場名・ストーリーを新たに設定。運河の歴史的な風景やライトアップなどをお楽しみ頂けるようにいたします。

運河の南側から北運河にかけてストーリーが進んでいくようなイメージです

中央橋

 北海道へ希望を持った人たちの、玄関口「小樽港」。夢を持って北海道に来た人々の願いを、流れ星のイルミネーションシャワーで表現します。

開拓の道(中央橋〜竜宮橋の運河散策路)

 明治期の小樽。かつてこの通りの南側には移民局があり、大勢の北海道移民が夢を抱いて歩いた場所です。「開拓の道」と言えるこの場所に、当時の移民達の夢を追いかけていく様を、カラフルな「提灯トンネル」で表現します。
 竜宮通りには、かつて木賃宿が建ち並び、船員や港湾労働者を相手にした小料理屋や酒場が集積していました。運河散策路の出店は、かつての運河の賑わいを再現しています。

記憶のひろば(旧北海製罐第3倉庫前広場)

 歴史ある第3倉庫前の広場は、この場所の歴史や記憶を共有し、過去と今をつなぐ空間として、「記憶のひろば」と名付けました。
 広場に編みかけされたイルミネーションは、北海製罐で働く行員や運河で働く労働者、倉庫で働く人々の営みを繋ぐような、忙しく行き交う人々の導線をイメージし、広場には人が集まる場所という意味もあり、かつての北運河の賑わいの記憶を、表現しています。

ひとより路(北運河散策路〜北浜橋の運河散策路)

 北浜町はかつて、山側の豆選り女工と海側の北海製罐で働く行員や運河で働く港湾労働者の、若い男女の出会いの場所でもありました。運河を挟んでお互いを意識し合うような男女の出会いや、人と人との出会いがあった路でした。豆を選ぶという意味の「より」から、かつての男女が対岸を見て好みの異性を選んでいたであろうイメージから、「ひとより路」と名付けました。
 また、北運河エリアに寄り道してほしい、寄り添って歩いてほしいという意味も込めています。

結びの橋(北浜橋)

 北海製罐工場には、恋愛成就・夫婦円満の伊邪那岐神(イザナギ)と伊邪那美神(イザナミ)が祀られています(水天宮神社の分霊)。また、かつて行われていた水天宮から北海製罐への祭礼は、芸妓行列や牛車などが登場し、提灯の灯りで演出されています。
 そのような背景から、北浜橋は提灯の灯りによる祭礼演出と、大切な人との想いと絆を結ぶ「絵馬」が体験できる場所として、かつての北浜町の賑わいや出会いを演出します。